HOMEnano tech 大賞 2024
nano tech 大賞2024
nano tech 大賞とは
最優秀出展者として「nano tech大賞」および優秀出展者として各「部門賞」を下記の評価基準でnano tech 実行委員が審査を行い決定します。
評価基準
1. 先進性・独創性
- 技術開発の着眼点、アイデア、新規性・独創性の有無
- 基礎基盤技術、主要構成部分の技術、周辺技術、または実用化技術の確認
- 将来期待できる潜在的な効果または事業化有望性の有無
2. 商品性・市場性・経済性
- 商品化企画についてニーズへの適合性
- ビジネスモデルの新規性または優位性
- 販売実績(実績データ等)、実績がないものは販売計画(予定時期、数量、価格等)
3. その他
- 環境保全性、安全性に関し工夫した点、または配慮されている点
賞体系
1.nano tech大賞
先進性/実用性/事業性などが総合的に優れており、社会/産業的な貢献も期待できる製品・技術
【各部門賞(全8賞)】
2. マテリアル賞
上記大賞に準じる製品・技術のうち、特に優れているナノ材料技術・製品
3. アナリティクス賞
上記大賞に準じる製品・技術のうち、特に優れている計測・評価・分析技術・製品
4. ナノプロセス賞
上記大賞に準じる製品・技術のうち、特に優れているナノ加工技術・製品
5. 産学連携賞
産・学の連携によって高度な技術開発が行われ、その事業化が有望視されるもの
6. 特別賞
海外出展者を対象とした特別賞
7. ビジネスマッチング賞
ビジネスマッチングシステムにおけるアポイントの申込送信数や成立数が最も多く、積極的なビジネス創出に取り組んだ出展者
8. GX賞
グリーントランスフォーメーションに貢献する技術
9. 米国化学会賞
特別協賛社として米国化学会が独自に審査・選定
受賞各社と受賞理由
1.nano tech大賞
化学会社として、実現したい未来社会に貢献するGXとDXに関わる幅広い製品や最新技術を出展するとともに顧客との共創を提案。nano techのテーマ「未来のビジネスを拓く」に合致している点を賞す。
2. マテリアル賞
自動車部品メーカーの新規事業として、カーボンナノチューブの製造と応用展開を進めている。わずか20度の温度差でも発電するフレキシブルな熱電発電素子を開発し様々な分野への応用を目指している点を賞す。
3. アナリティクス賞
粒子解析装置などの特徴と事例の展示に加え、「次世代要素技術」と銘打ってペロブスカイト太陽電池や人工光合成のための分光分析装置などを展示している点を賞す。
4. ナノプロセス賞
先進的なセンサーを開発し、IoTやAIを用いて製品の製造工程で異物の検知や振動などを測定し、それに対応した制御を行う技術を開発した点を賞す。
5. 産学連携賞
地域の活性化を目指し、地元企業との連携で小豆の搾りかすで染色の色あせを防ぐなど、有機・バイオ材料の開発を行っている点を賞す。
6. 特別賞
ナノ融合国家産業団地の設置、CNTやリサイクルも視野に入れたCNFを入れた樹脂といった多彩なナノ材料の開発など、韓国のナノテクノロジー開発に関する総合的な取り組みを賞す。
7. ビジネスマッチング賞
ビジネスマッチングシステムを活用し、自社の保有する分子シミュレーションプラットフォームの積極的なビジネス創出に取り組んだ点を賞す。
8. GX賞
ナノセルロースジャパン(5V-11)/ 環境省NCP事業(小間番号: 5V-15)
製紙業界が中心となってコンソーシアムを組織し、セルロースナノファイバー(CNF)の技術開発と応用開発を推進。CNFを用いたコンセプトカーの展示も行った点を賞す。
9. 米国化学会賞
山形大学 有機エレクトロニクスイノベーションセンター(小間番号: 4L-23)
世界最先端の有機材料・ナノテクノロジー・印刷技術を基盤に、サステイナブルエレクトロニクスの実現に向けて取り組んでいる。山形大学が長年培ってきた体系化された学術と産業界の優れた開発力を融合させることで次世代のIoT社会に貢献するイノベーションを創出している。大学と企業の若手が生き生きと活動し、次代を担う場になっている点も優れているため、本賞に相応しいと判断した。